FIWARE GLOBAL Summit の プレナリー・セッションでの、FIWARE Foundation CEO Ulrich Ahle によるプレゼン “FIWARE Today and Tomorrow” で、新たな FIWARE プラットフォーム・アーキテクチャの発表がありました。
従来 FIWARE のソフトウェア・モジュールである、FIWARE GEs (Generic Enablers) は、FI-PPP の FI-WARE, FI-CORE プロジェクトで開発された GEs と、OpenStack や CKAN のような既存のデファクトOSS とで構成されていました。これら GEs には、廃止されたものを含め、48 の FIWARE GEs と 4 の Incubated GEs がありました。
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今回の発表では、新たな FIWARE プラットフォーム・アーキテクチャを定義し、FIWARE プロジェクトで開発された GEs のみを、 13 の FIWARE GEs (confirmed) と、9 の Incubated GEs に再編成し、これら GEs を新アーキテクチャにマッピングしました。
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FIWARE Foundation CTO Juanjo Hierro は、Summit でのプレゼン “FIWARE Overview and description of GEs” の中で、FIWARE GEs について、次のように紹介しています。
- FIWARE コンポーネントは、スマート・ソリューションの開発を加速するために、ほかのサードパーティのプラットフォーム・コンポーネントと一緒に組み立てることができます
- “Powered by FIWARE” プラットフォーム またはソリューションの中核で、唯一の必須コンポーネントは、FIWARE Orion Context Broker です
- FIWARE はそれを使うか、使わないかではありません。 補完する FIWARE コンポーネントを使用することを強制されるのではなく、他のサードパーティのプラットフォーム・コンポーネントを使用して、選択したハイブリッド・プラットフォームを設計できます
また、Ulrich Ahle は、次の12か月の FIWARE テクノロジー・ロードマップについても紹介しました。
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* FI-PPP : Future Internet Public Private Partnership
* FI-WARE : Future Internet Core Platform, FP7-ICT, 2011/5/1 – 2014/12/31
* FI-CORE : Future Internet – Core, FP7-ICT, 2014/9/1 – 2016/12/31
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