2018年7月16日に、NGSIv2 RC-2018.07 仕様と、これに対応した実装の Orion 1.15.0 がリリースされました。リリース情報によると、NGSIv2 RC-2018.07 は、NGSI v2.0 の正式版の最終候補で、2ヶ月のレビュー期間の後に、9月15日に正式仕様としてリリースする予定とのことです。同時に NGSIv1 は非推奨となる見込みとのことです。
NGSIv2 RC-2018.07 が本日 (7月16日) にリリースされ、利用可能になりました :
この RC は、3年ほどを要した NGSI v2.0 仕様書の作業を終結させるものであり、最後の RC 版であることを前提としています。校正やタイプミスの修正のために、最終的なレビュー期間 (2ヶ月) を開始します。修正は、fiware-ngsiv2-reference.apib ファイルのプルリクエストの形式で行ってください。内容と構造の変更は期待できません。最終的な NGSIv2 バージョンは 9月15日にリリースされ、同時に NGSIv1 は非推奨と宣言されます。
NGSIv2 関連の問題 (issue) を次のように整理しました :
- “APIv2” ラベルの保留中の問題はなく、すべてクローズされています。
詳細 : https://github.com/telefonicaid/fiware-orion/issues?q=is%3Aissue+is%3Aclose+label%3AAPIv2+ (336件のクローズされた問題) - 新しいラベル “APIv2-debt” が作成されました。これは、Orion のリファレンス実装ではまだカバーされていない NGSIv2 仕様の側面、つまり実装と仕様のギャップです。 それらはすべて小さなギャップとみなされます。
詳細 : https://github.com/telefonicaid/fiware-orion/issues?q=is%3Aissue+is%3Aopen+label%3AAPIv2-debt (6件の問題) - 新しいラベル “APIv2.1” が作成され、API の将来のバージョン (予定名 : NGSI v2.1) に含まれるように、下位互換性を損なうことなく現在の機能を拡張できる機能を追加しました。
詳細 : https://github.com/telefonicaid/fiware-orion/issues?q=is%3Aissue+is%3Aopen+label%3AAPIv2.1 (18件の問題)
新しいバージョンの Orion 1.15.0 を、NGSIv2 RC-2018.07 と同時にリリースしました。
※ Orion 1.15.0 のソースコード
https://github.com/telefonicaid/fiware-orion/releases/tag/1.15.0
* RC : Release Candidate, リリース候補