FIWARE Big Bang は、クラウドに FIWARE インスタンスをセットアップするためのターンキー・ソリューションです。Orion を中核にして様々な FIWARE GEs を統合した FIWARE 環境をコマンド一発で構築できます。Web サービス (GUI、APIs) は 、Let’s Encrypt サーバ証明書を使って暗号化された HTTPS で保護され、サービス間は Keyrock の OAuth2 機能を使って連携します。
要件
- グローバル IP アドレスを持つ仮想マシン
Amazon EC2, Azure Virtual Machines, Google Compute Engine 等 - 独自ドメイン
- サポートしている Linux ディストリビューション:
- Ubuntu 22.04 LTS (Recommended Linux distribution)
- Ubuntu 20.04 LTS
- CentOS Stream release 9
- CentOS Stream release 8
- Rocky Linux 9
- Rocky Linux 8
- AlmaLinux 9
- AlmaLinux 8
- サポートしている FIWARE GEs :
- Keyrock
- Wilma
- Orion
- Orion-LD
- Mintaka
- Cygnus
- Comet
- Perseo
- QuantumLeap
- WireCloud
- Ngsiproxy
- IoT Agent for UltraLight (over HTTP および MQTT)
- IoT Agent for JSON (over HTTP および MQTT)
- サポートしているサードパーティーの OSS:
- Node-RED
- Grafana
- Apache Zeppelin (実験的サポート)
- Mosquitto
- Elasticsearch (コンテキスト・データを永続化するためのデータベースとして使用)
セットアップ
セットアップ・スクリプトを実行する前に、使用する FIWARE GEs のサブドメイン名を登録します。その後、スクリプトを実行すると、数分で FIWARE インスタンスができあがります。
ソースコードは GitHub からダウンロードできます。
https://github.com/lets-fiware/FIWARE-Big-Bang
ドキュメント
クラウドに FIWARE 環境を構築
- FIWARE Big Bang とは
- WebARENA Indigo に FIWARE インスタンスを作成 (Ubuntu 20.04)
- Node-RED と FIWARE のハンズオン環境をクラウドに爆誕させる
ローカル PC に FIWARE 環境を構築
FIWARE Big Bang と M5Stack による FIWARE 対応 IoT システムの構築
- FIWARE Big Bang と M5Stack による FIWARE 対応 IoT システムの構築
- MQTT に対応した FIWARE 基盤の構築
- MQTT に対応した IoT デバイス (センサ) の作成とセンサ・データの送信
- MQTT に対応した IoT デバイス (アクチュエータ) の作成とデバイス制御
- MQTT の通信チャネルのセキュア化