先週の10月8日から11日の4日間、ベルギー・ブリュッセルで、”European Week of Regions and Cities” が開催されました。FIWARE Foundation は、CEF (Connecting Europe Facility) チームと共同出展し、CEF Building Block の構成部品の FIWARE Context Broker をプロモーションしました。Context Broker が CEF のデータ・バリュー・チェーンに組み込まれることで、データ収集と処理のすべてをカバーする、オープン API を利用できることになります。CEF Build Block を使う、企業や行政組織は、適切なタイミングでデータを共有できます。FIWARE Foundation COO Stefano de Panfilis 氏は、このようなデータ利活用を説明するデモを行いました。
Attending #EURegionsWeek today? #FIWARE Foundation COO @Depa01 is currently presenting the Context Broker demo at Stand 19.3. Give your organisation the ability to analyse, share, manage and use data in real time at the right time, with CEF Context Broker. #Data #ConnectingEurope pic.twitter.com/m3wwjKJ8VD
— FIWARE (@FIWARE) 2018年10月9日
デモは、3種のデータセットを統合することで、新たな価値を生み出す例で、ベンダーや市当局がお互いのデータを提供しあい、それぞれのサービスを向上させます。
データセット
- Stratio : スペイン・マラガ市のバスに接続されたデバイスによって、適時 (right-time) に生成された詳細なバス情報
- Malaga City Hall:毎分更新された一般的なバスデータ (IDおよび位置)、バスルート情報、天気予報情報
- UrbanClouds:マラガ市に配備されたセンサーによって生成された大気質データ
Stratio
車両に取り付けたセンサーのデータから、車両の予測保守の FIWARE ソリューションを提供するベンダー。
Malaga City Hall
マラガ市のオープンデータのサイト https://data.malaga.opplafy.eu/dataset
Urban clouds
Smart Air Quality Montioring (大気質のモニタリング) のソリューションや、FIWARE Ready の IoT 機器を提供するベンダー。https://urbanclouds.city/
デモ・アーキテクチャ、データフロー
- すべての組織に2つの Context Broker (内部および外部) があります
- 共有するデータは外部の Context Broker に公開されます
- 外部の Context Broker は、FIWARE NGSI のサブスクリプション機能を使用して接続されているため、組織間のデータフローがあります
- Stratio
Stratio の Context Broker への大気質および気象予報のデータが、予測保守アルゴリズムを強化します - マラガ市 (Malaga)
大気質および Stratio のバス・データが Malaga の外部 Context Broker に流れ、その上にデータ・ポータルおよびモニター・ダッシュボードが配置されます
デモ・アーキテクチャ